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田舎の自然環境はまだまだ良い。温暖化により都会はとてつもなく暑かったが、ここ伊豆南の標高100mほどのところは、夜はとても涼しく過ごしやすい。今(am0:30)は窓を開けていると寒すぎて、窓をだいたい閉めてしまった。ここは海まで1kmくらいで、海、山・緑が豊かで気持ちが良い。
自然環境は確かに素晴らしい、が、田舎で暮らして行くには、それだけではすまされない。そう、生きていく糧が、仕事が問題なのだ。仕事がない(あまり良い)から、若者はほとんどが都会へ出て行ってしまう。だから「都会人」が田舎で満足のいく仕事を見つけるのは至難の業だ。つまりどんなに自然環境が良く人間らしい環境に恵まれていても、それだけでは生きていけない。再生産可能な状況を作り出すのは容易ではない。
定年退職後年金が十分あれば、田舎暮らしはできるにはできるであろう(いずれ年金額は下げられるだろうが)。だとすると田舎を地域としてみると、そこではほとんど価値が生産されず、都会で生み出された価値のおこぼれで生きているという、きわめて不安定で脆弱な状況だということになる。
計画的な一地域として、都市と田舎が一つのまとまりをなす小規模な町を創っていけば良いのだろうが、資本主義社会ではなかなか難しいであろう。
個人的に何とかできる人もいるだろうが、意欲ある人がもっと一般的に再生産可能なだけの、田舎での仕事を見いださねば(創り出さねば)安定的な田舎暮らしは難しい。うーん、難問だな。
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2010.09.06 / Top↑
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