
今日の読売と朝日を比べると違いがはっきりする。
16日内閣府発表の2013:1-3月期GDP速報(左表)の取り上げ方だが、読売はプラス面ばかり書いているのに対して、朝日はプラス面と問題点すなわち「企業の設備投資は0・7%減と、5期連続のマイナス。マイナス幅は縮まったものの、デフレが続くなかで、企業の投資意欲はまだ高まっていないことを示した」と、きちんと指摘している。
さらに今日の朝刊では、以下のように参院選を意識して安倍内閣・自民党との対決姿勢を鮮明にしているかのようにも思える(拍手)。見出しだけ上げると
「(安倍政治を問う 2013参院選:上)経済、自賛の先は」
「バラマキ継続予算 野党時代の批判はどこへ 民主政策の看板掛け替え・実質増額」
「焦点:高成長のGDP、「消費の宴」終了前に企業部門の回復必要」
「(きそからわかる黒田緩和:8)日銀が国の借金を引き受けちゃだめなの?」
「3メガ銀、純利益2.2兆円 国債の売却益が増加 金融緩和の恩恵 3月期決算」
「米投資家、いつ要求? 今でしょ 株高受け攻勢、米企業に次々」
「ユーロ圏GDP、6四半期連続減 1~3月期」等々。
実際この間の株高は実質的に日本経済が成長したとか展望が見えてきたという結果ではなく、世界的に劇的余剰化した資本という状況下で、マネーが「株」に流れ込んでいるだけで、バブル以外のなにものでもない。1年続くか数ヶ月ではじけるかは分からないが、1000兆円を越える借金とそれを支える日銀という構図ができ上がったのだから、すえ恐ろしい。すでに大手銀はそれを見越して大量の国債を処分し始めたようだ。
まあ世の中には、G→G’を何の疑いもなく追い求める輩が少なくないのだから、嘆いても仕方がないのだが。どこからG+が生まれるのか少しは考えた方がいい。
それほど遠くない時期にどれほどの「破綻」が来るのかは分からないが、地道に農作物を作っていけば何とかなるのかなぁ・・・・・
- 関連記事
-
- au 頑張ってるね
- 最近の朝日新聞
- ハフポスト・ジャパン始動
2013.05.16 / Top↑
| Home |